ベンチの目録を手にする上峰小の戸塚和花さん(前列左)と上峰中の上種咲馬さん(同右)ら=上峰町役場

 上峰町の学校林で昨年11月に伐採した木材を使って製作したベンチの贈呈式が3日、町役場で開かれた。学校林を管理する町が、神埼市の佐藤木材(佐藤英社長)の協力を得て製作したベンチ16脚を、上峰小と上峰中にそれぞれ8脚ずつ贈った。

 学校林は1940年、当時木造だった上峰小や上峰中の校舎の修繕が必要になった時の木材の確保を目的に植樹された。広さ約8300平方メートルにスギやヒノキなど185本が植えられており、昨秋の間伐でスギ2本が切り出された。

 ベンチは幅1・9メートル、奥行き30~40センチで、小学校低学年向けの高さ40センチのものが4脚、高学年や中学生向けの高さ45センチのものが12脚。切り出したスギを約1カ月乾燥した後、佐藤木材の従業員らが加工した。

 贈呈式では、武広勇平町長が両校の児童・生徒代表に目録を授与した。受け取った上峰中2年の上種咲馬さんは「学校林の長い歴史のように、学校の歴史や生徒の成長を刻むベンチにしたい」と感謝。上峰小6年の戸塚和花さんは「とてもきれいなベンチで感謝している」と話した。

 佐藤社長は「ベンチが学校林や山のことを考えるきっかけになってほしい」と期待した。ベンチは両校の校庭などに設置される予定という。(瀬戸健太郎)

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