厄よけへの願いを込めてひな人形を乗せた舟を流した佐嘉神社の「流し雛神事」=佐賀市の松原川

 「桃の節句」の3日、子どもたちの健やかな成長を願う佐嘉神社(佐賀市)の「流し雛(びな)神事」があった。家族連れやカメラを構えた参拝客が見守る中、ひな人形を乗せた舟を神社横の松原川に放した。

 厄よけの力があるとされる桃の枝を舟に飾り、ひな人形と願い事が書かれた和紙の人形(ひとがた)約300体を乗せた。祝詞を奏上し、神前に巫女(みこ)の舞いや玉串をささげたあと、松原川に舟を流した。厳かな雅楽が鳴り響く中、おひなさまを乗せた舟はゆっくりと流れた。

 地域住民ら約30人が舟を見送った。小城市の板橋佑介さん(36)と愛さん(28)は、初めて節句を迎える10カ月の娘凛音(りん)ちゃんを連れて訪れ、「娘が無事に成長し、優しい子に育つように願った」と話した。(森田夏穂)

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