判決を受け、会見を開いて陳謝する永淵孝幸町長(右)と毎原哲也副町長=太良町中央公民館

 建設課長の有罪判決を受け、藤津郡太良町の永淵孝幸町長は3日、町中央公民館で会見し「大変重く受け止めている。町民の皆さまの信頼を裏切る結果となり、深くおわび申し上げる」と陳謝した。管理責任で自身の処分を検討していると説明した。

 地方公務員法で、禁錮以上の刑に処せられた公務員は失職となる規定がある。町として被告の処分はせず、刑が確定すれば失職となり、退職金の支払いはしないという。

 被告と業者との間で金品授受の有無に関しても県警は調べていた。受け止めを問われた永淵町長は「厳しい判決だったが、そこ(贈収賄)までは及ばず、幸いだった。当初から、彼はそういう人間じゃないと信じて捜査の行方を見守っていた」と述べた。

 建設課では、被告が課長になる前から伐採業者側が提出すべき見積書を代わりに作成する不正があったことも公判で明らかになった。複数の業者からの見積もりも取っていなかった。

 永淵町長は「自分たちの判断で随意契約をしてきたやり方がまずかった。複数の業者から見積もりを取るなどの手続きや法令順守を徹底する」と強調した。

 町は、随意契約の手続きを厳格に定めたガイドラインを策定。1月に運用を始め、職員への研修を実施したという。(中島幸毅)

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