総務省の接待問題を巡り、NTTの澤田純社長も同省幹部らと会食していたことが3日、分かった。内閣広報官を辞職した山田真貴子氏や懲戒処分を受けた谷脇康彦総務審議官を含む数人を澤田氏らが高額な接待をしていたと文春オンラインが報じたのに対し、NTTは「会食を行ったことは事実」と認めた上で、日時や金額などの詳細は調査中とした。

 総務省も事実関係の調査を始めた。菅義偉首相の長男の菅正剛氏が勤める放送事業会社「東北新社」に端を発した接待問題は、国内最大手の通信事業者に飛び火。谷脇氏は、東北新社以外から違法な接待は受けていないと国会で答弁しており、整合性を問われるのは必至だ。

 総務省職員にとって澤田氏らは国家公務員倫理規程上の「利害関係者」に当たる。自己負担でも1万円を超える会食なら事前に届け出が必要だがしていなかった。谷脇氏は3日、共同通信の取材に対し「勘弁してください」と繰り返し、詳細な言及を避けた。

 文春オンラインによると、澤田氏は昨年6月、東京都内の飲食施設で、当時は総務審議官だった山田氏や巻口英司国際戦略局長らと計4人で会食し、約20万円の代金のうち山田氏ら同省側の2人は1万円ずつしか負担しなかった。

 また、澤田氏は2018年9月に谷脇氏と会食。会計は9万円弱だった。谷脇氏は同月と20年7月にも、それぞれ別のNTTグループ首脳級と会食し、3回で計17万円以上の接待を受けたことになるという。昨年7月の会食には、駐インドネシア大使の金杉憲治氏も同席したとされる。

このエントリーをはてなブックマークに追加