デザインの力で地域活性化

「TSUBAKI SAVON」(3630円~)。ツバキ油は、成分を壊さないコールドプレス(非加熱圧搾製法)で抽出している
「TBKリップバーム」 (左・red 1210円、990円)


 唐津市の最北端に位置する加唐島(かからしま)産のツバキ油を使ったオーガニックコスメブランド「TBK(ティービーケー)」。2017年、看板商品のツバキ油石けんが、地域資源を活用した美容品コンテスト「ジャパンメイド・ビューティーアワード」で優秀賞を受賞しました。昨年5月にはリップ、今年1月は入浴剤を発売。品質の良さ、かわいくシンプルなパッケージで、着々とファンを増やしています。  企画・販売をしているのは、呼子町のデザイン会社「バーズ・プランニング」。経営者で呼子町出身のデザイナー・松尾聡子さんは、高校進学を機に地元を離れ、デザイン会社に勤務。2010年にバーズ・プランニングを起業します。松尾さんが地元唐津で活動する中で生まれたのは、「地域を丸ごとデザインしたい」という思い。デザインを通して地域を活性化するために、唐津の素材を使った商品開発に取り組みはじめます。  そこで出合ったのが、加唐島のツバキ油。島に自生するヤブツバキから採取する良質な天然油で、種の採取から加工まで、多くの島民が関わっていました。2016年、松尾さんは島民と交渉し、ツバキ油を使ったコスメ作りをスタート。古くから食用やスキンケアに使われていた加唐島産ツバキ油のさらなるブランド化を目指します。現地に幾度も足を運び、島民の減少や労働力不足などの問題に直面しながらも、生産ラインや製造方法、販路を模索しました。  約1年後、TBKコスメシリーズの第1弾である洗顔石けん「TSUBAKI SAVON」が完成。ツバキ油35%に、ヤシ油やオリーブ油などの天然植物成分を配合。材料に熱を加えないコールドプロセス製法で作ることで、良質な成分を損なわず、美容に良いオレイン酸やビタミンEなどを豊富に含んでいます。「TBKは島や唐津の皆さんと一緒に作り上げたブランド。これからもデザインの力で地域を盛り上げていきます」と、力強く語る松尾さん。肌が乾燥するこの季節に、唐津発コスメでスキンケアをしませんか。

DATA

TBK (ティービーケー)
[購]オンラインショップ、JONAI SQUARE(佐賀市)
   まいづる百貨店 本店(唐津市)
[IG]「birdsplanning
[FB]「BirdsPlanning」で検索
 

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