色彩検定UC級の合格証書を手にする黒仁田桜子さん=佐賀新聞社

 佐賀大附属中1年の黒仁田桜子さん(13)=佐賀市=が、誰もが見やすい色のユニバーサルデザインに関する知識などを問う色彩検定UC級に史上最年少で合格し、3月に文部科学大臣賞を受けた。黒仁田さんは、試験を通して「身近なユニバーサルデザインに気が付いた」と笑顔を見せる。

 色彩検定は色彩検定協会が実施する検定で、UC級は多様な色覚特性に配慮した社会の実現を目指して2019年から新設された。特定の色の組み合わせを判別しづらい人は全国に約300万人存在するといわれ、UC級の検定では色覚の多様性や高齢者の色の見え方に関する問題を出題する。合格すると協会から「UCアドバイザー」という資格が付与される。

 黒仁田さんは中学生になったのを機に何か資格を取得したいと、インターネットで色彩検定を知り昨年11月の試験で合格した。知識の必要性を理解し優秀な成績で合格したことを評価され、検定1~3級とUC級からそれぞれ毎年一人が受ける文部科学大臣賞に輝いた。

 黒仁田さんは「自動販売機の価格表示ランプの色などにも、見やすくする工夫があることを知った」と話す。中学では美術部に所属、「心理学にも興味があるし、商品の品質改良やイラストレーターにも憧れる」と夢を語る。(花木芙美)

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