新しいビジネスを展開している全国のスタートアップ企業と県内企業の協業を進めようと、佐賀県が中心となって取り組んでいるプログラムの成果報告会が、オンラインで開かれた。参加企業の担当者らがコスメや健康をテーマにした商品開発や今後の販売戦略について発表した。

 プログラムは県、ジャパン・コスメティックセンター(JCC)、スタートアップ企業との仲介サービスを提供するCreww(クルー、東京都)が共同で取り組み、県内からは麦茶製造の三栄興産(唐津市)、唐津市に工場がある化粧品メーカーのクレコスなど4社が参加した。

 このうち三栄興産は主力商品の麦茶による海外進出や健康茶の可能性を広げようと5社と協業。海外企業の日本進出に関わるコンサル会社アジクルとの事業では、日本の茶、食をバングラデシュで展開しようと、来年度に商談会を開くことを紹介した。

 女性向けケア製品のバルドゥッチとは、免疫力や腸内デトックスの効能がある健康茶を開発し、今夏の発売を目指している。年代ごとの悩みに合わせた健康茶や味を探り、三栄興産の担当者は「ターゲットを絞ったお茶作りは初めての経験だった」と感想を語った。

 また、クレコスは老犬を介護する「老犬ホーム」の立ち上げを進める合同会社ひいらぎと手を組んだペット用品の開発を紹介した。誤飲が多くなる認知症の老犬のために、つばき油の搾りかすなどを活用した健康被害のないオーガニックシャンプーや、ペットシートの製作を進めていることなどを伝えた。(横田千晶)

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