保護猫の譲渡施設では最大30匹の猫が過ごすことができる=佐賀市兵庫南のフラットプラス&Myao

 佐賀県内にガソリンスタンド4店を展開している木寺石油(武雄市、児玉浩三社長)が、佐賀市兵庫南の東部環状線沿いに保護猫の譲渡施設をオープンした。同社は約5年前から保護猫活動に取り組んでおり、活動の機運を高めるのが狙い。新車リースの事業所も併設し、サブスクリプション(定額制)利用の新たな拠点としてもアピールする。

 施設は「フラットプラス&Myao(ミャオ)」。延べ床面積約150平方メートルの店舗の約半分に、最大30匹の保護猫がゆったりと過ごせるようにキャットウオークなどを設置している。

 同社は専門の部署を立ち上げ、「保護ねこ課福にゃん」のブログを開設するなど保護猫活動に取り組んでいるが、譲渡件数が伸び悩んでいるという。県によると、2019年度の猫の殺処分件数は307件。「殺処分ゼロが目標で、片手間ではいけない」(児玉社長)と、実店舗での事業開始にこぎつけた。

 保護猫活動を軌道に乗せるため、得意とするリース事業を融合させた。譲渡施設と組み合わせることで、若者や女性客を中心に入店しやすくする狙いもある。同店舗では国産車のほぼ全車種を取り扱い、7年間で契約した場合、月額9900円から利用できる。

 譲渡施設は協力金千円(任意)が必要で、セルフサービスでコーヒーなども提供する。協力金は保護猫の育成費などに活用する。児玉社長は「保護猫活動に共感してくれる人が集まり、車にも関心を持ってもらうきっかけになれば」と話す。(中島佑子)

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