初日の一般質問の質疑があった佐賀県議会=県議会棟

 佐賀県は2日、SAGAサンライズパークのサブアリーナの建設予定地から障害物が見つかり、撤去に約1カ月半かかったため、工期に影響を及ぼす可能性があることを明らかにした。2月定例県議会の一般質問初日の質疑で、田中裕之文化・スポーツ局長は「当初から想定している(災害などの)リスク対応期間で吸収できると判断している」と答弁した。

 サブアリーナはメインアリーナに併設する練習用施設。杭(くい)工事の際に、地中から従前の建物の障害物が見つかった。田中局長は「約1カ月から1カ月半程度の影響が出る可能性がある」と説明した。

 アリーナはもともと災害リスクに備えた猶予期間を6カ月設けていたが、2019年の入札不落で約3カ月遅れが生じ、既に猶予期間を削っている。田中局長は今回の地中障害物の撤去に伴う遅れも猶予期間で吸収できるとし「現時点で2023年春のパークのグランドオープンには影響ない」との見方を示した。

 また、県はパーク内に建設している水泳場「SAGAアクア」の柱のコンクリート打設工事で、上部が外側に開くトラブルが発生したと説明した。有識者による知見を踏まえ、柱の調整作業を進めているという。田中局長は「現時点で建物の品質や今後のスケジュールに影響はないと判断している」と答弁した。

 その上で「施工者間の情報共有や現場管理の一部が不足していたことが大きな原因」とし「このようなことがないよう、県としても指揮監督を徹底して工事を進めていく」と強調した。

 一般質問には冨田幸樹(自民)、徳光清孝(県民ネット)、井上祐輔(共産)、木村雄一(公明)、一ノ瀬裕子(讃花)の5議員が登壇した。(栗林賢)

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