佐賀育英会が運営する男子学生寄宿舎「松濤学舎」。2023年度からの女子学生受け入れに向けて改修工事に着手する=東京都小金井市(提供)

佐賀育英会100周年を前に鍋島家の墓所に参拝した関係者ら=佐賀市大和町の鍋島家春日墓所

 首都圏で学ぶ県ゆかりの男子学生寄宿舎「松濤(しょうとう)学舎」を運営する公益財団法人「佐賀育英会」(東京都、碇正義理事長)が、設立100周年記念事業として、女子学生の受け入れの準備を進めている。碇理事長は「佐賀県が女性活躍先進県となる一助になれば」と話し、23年度から6人程度の受け入れを予定している。

 同法人は、1921年に文部大臣から認可を受けて設立し、学生の育英奨学や佐賀の教育振興など人材育成に貢献。現在は松濤学舎の運営を中心に活動している。6月に100周年を迎えるにあたり、記念事業として松濤学舎への女子学生受け入れを決め、新年度、3階建ての学舎の3階を女子学生用に改修する工事に着手する。

 佐賀藩第11代藩主・鍋島直大が佐賀育英会初代総裁を務め、育英会設立当初、鍋島家が土地と多額の寄付するなど支援してきたこともあり、2月27日には、育英会関係者ら約25人が佐賀市大和町の鍋島家春日墓所を参拝。感謝を胸に、墓所にある鍋島家の五つのお墓に花をささげた。

 碇理事長は「次代を担う若者が都会に出て視野を広げ、地域に貢献する人材となるよう力を尽くしたい」とあいさつ。女子学生の受け入れについては「今は男女共同参画や女性活躍推進の時代。少しでも後押しができれば」との思いを語った。(西浦福紗)

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