「ウェブを積極的に活用しながら学生との接点を保ちたい」-。来春卒業予定の大学生らを対象にした会社説明会が解禁された1日、県内企業の採用担当者の多くは、新型コロナ対策を意識しながら採用計画を進めることを強調した。

 「例年以上に学生との接点は持てている」と語るのは、県西部地区の企業の採用担当者。コロナ禍で採用を今春より絞る一方、ウェブでのインターンシップを積極的に行ってきた。今後も状況次第で採用活動全般をウェブで進めるという。

 「ブースへの1回当たりの来場人数は例年に比べて鈍かったように思う」。1日に福岡市で開かれた合同説明会に参加した佐賀市のメーカーの担当社はこう語る。新型コロナの感染防止対策のため学生の入場制限が加えられた。「合同説明会は一つの要だが、変化が起きている」といい、「ウェブと対面を柔軟に組み合わせていきたい」と話す。

 昨年からのコロナ禍でウェブでの採用活動は一般的になりつつあり、県内では20、21日に佐賀県がウェブでの合同企業説明会を予定している。

 学生の就職活動をサポートしている佐賀大の羽石寛志キャリアセンター長は「ウェブ形式は大学の授業でも取り入れており、学生も慣れている」としつつ、「対面でのコミュニケーションが減っているため、学生が友人同士で情報交換できていないのは不安な部分」と懸念を示す。センターとしても例年以上に情報を提供していく。(大橋諒、中島佑子)

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