伊万里農林高の校旗が3年生の山口武留さん(右)から伊万里実高2年の松尾瑠奈さんに引き継がれた=伊万里市の伊万里農林高

閉校式で生徒代表の言葉を述べる松尾安純さん=伊万里市の伊万里農林高

閉校式の最後に校歌を歌う伊万里農林高の卒業生=伊万里市の同校

閉校式で演奏する太鼓部「至誠龍神」=伊万里市の伊万里農林高校

 伊万里市の伊万里農林高で1日、閉校式が開かれた。高校再編で伊万里実業高になる前の年に入学し、最後の代となった生徒86人の卒業に合わせて実施。「農林」の名がなくなることを惜しみながら、104年の歴史に幕を閉じた。

 伊万里農林高は1917年に西松浦農学校として開校。2019年4月、少子化による県立高校再編に伴い、伊万里商高と統合して伊万里実高になった。現在は同校の「農林キャンパス」として歩みを進めている。

 閉校式は卒業式の後に開かれ、同窓生らも集まった。同窓会会長の岩永康則さん(68)は「校名がなくなるのは寂しいが、命を育む産業の礎となってきたことを誇りに思う。この気持ちが新しい学校にも引き継がれてほしい」とあいさつ。生徒を代表して食品化学科3年の松尾安純さんが「この広い学校で過ごした日々は、色あせることなく心に残り続ける。ここで学び、身に付けたことを大切にし、それぞれの進路で頑張っていきたい」と語った。

 式は生徒が実行委員会をつくって企画と進行を務め、太鼓部の演奏や学校の歴史を振り返る動画の放映もあった。

 この日は同校を含む県立高33校で卒業式が開かれ、全日制と定時制を合わせ計5753人が卒業した。(青木宏文、岩本大志)

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