サガン鳥栖のFW林大地がPKを決めた場面で、拍手を送るパブリックビューイングの来場者たち=佐賀市駅前中央のコムボックス佐賀駅前

 サッカー・J1サガン鳥栖は27日、アウェーで湘南ベルマーレと対戦し、1-0で勝利して5年ぶりに開幕戦を白星で飾った。佐賀市ではパブリックビューイング(PV)が2カ所で開かれ、大型スクリーン越しに応援したサポーターは勝利の瞬間、「これでスタートダッシュが切れる」と拍手を送り、今季の躍進に期待を寄せた。

 サガン・ドリームスなどによると、佐賀市の大型商業施設「モラージュ佐賀」と、佐賀市駅前中央の商業施設「コムボックス佐賀駅前」に計約230人が集まった。PVが初めて実施されたコムボックスでは、事前に申し込んだ28人が画面の前に陣取り、中継映像に熱い視線を注いだ。

 新型コロナウイルス対策でマスク着用や手指の消毒、検温を徹底したほか、声を出しての応援も禁止に。しかし試合開始早々、相手の豪快なミドルシュートがクロスバーを直撃すると、思わず「あー危なかった」との声も。神埼市の寺門りょうさん(22)は「チャンスやピンチの場面はつい声が出てしまう」と戸惑いつつ戦況を見守った。

 試合後半、FW林大地がPKを決めるとサポーターは拍手やガッツポーズで喜びを表現。神埼市の片江莉己さん(22)は「少しでも雰囲気を味わいたくて参加した。開幕戦で勝ち点3を取れてよかった」と笑顔を見せた。

 若手主体で挑む今季は、J1参戦10年目のシーズン。サポーター歴15年以上の佐賀市の池田繁成さん(52)は「下部組織で育った選手たちが花開く瞬間を見ることができそうで、この1年はすごく楽しみ」と声を弾ませた。(井手一希)

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