過去に地元で起きた地滑り災害について学ぶ児童たち=伊万里市の山代西小

 伊万里市山代町の山代西小で22日、過去に地元で起きた大きな地滑り災害について、地域の人から話を聞く授業があった。児童は被害の様子を体験談や記録を通して知り、自然の恐ろしさと防災の大切さを学んだ。

 5、6年生18人が社会科の自然災害を学ぶというテーマで取り組んだ。地元では1951(昭和26)年に乙女地区、57(同32)年に西大久保地区で大規模な地滑りがあり、双方合わせて死者10人、家屋埋没48戸の被害が出た。現場には、災害の記憶を伝える石碑が立っている。

 授業では区長らが講師を務め、写真や証言の記録を紹介し、当時の様子を伝えた。実際に被災した西大久保地区区長の山口勝敏さん(76)は「ぶつぶつと木の根が切れるような音がして、石ころが転がり落ちてきたので見上げると山が揺れていた。それからあっという間に崩れてきた」と話した。

 6年生の松永響典(きょうすけ)君は「地元で大きな災害が起きていたことを知ってびっくりした。こういうことがいつ起きてもすぐに避難できるようにしておきたい」と感想を語った。(青木宏文)

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