厚生労働省は26日、米製薬大手ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンを25日までに約2万2千人が接種し、これまでに副反応が疑われる重い症状が3例あったと専門部会で報告した。いずれも経過を見るため入院したが翌日までに回復しており、専門部会は「安全性に重大な懸念はない」と判断した。

 接種は安全性を確かめる調査として、医療従事者に同意を得て先行開始。副反応が疑われる重い症状は医師が国に報告する仕組みで、さらに厚労省の研究班が、発熱や接種した部位の痛みなど比較的軽い症状のデータも集計し、1~2週間に1度公表する予定だ。

 報告された3例は、神経線維腫症のある47歳女性で冷感と悪寒、持病のない40歳女性で脱力と発熱症状があったほか、食物アレルギーのある年齢性別非公表の1人にじんましんが出た。厚労省は居住地や接種した病院を公表していない。

 接種した人のうち男性は34%、女性は66%。接種した年代は20代から50代で9割を占め、60歳以上は少ない。高血圧や糖尿病で治療中の人もいる。研究班は接種者のうち約2万人を対象に、2回目の接種後4週間が経過するまで健康状態を記録してもらい、体調に変化がないかどうかを調べる。

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