カラオケ喫茶でのクラスター発生を受け、注意を喚起した佐賀県の大川内直人健康福祉部長(左)=県庁

 佐賀県は26日、クラスター(感染者集団)が確認されている佐賀市内のカラオケ喫茶2店舗とは別に、新たに高木瀬町の「歌謡スタジオ ナンバーワン」でクラスターが発生したと発表した。カラオケ喫茶の関連で、市内の介護施設「ショートステイ末広」でもクラスターが発生したとの認識を示した。県は重症化リスクが高い高齢者や基礎疾患がある人の感染が多いと説明し、カラオケ喫茶利用への注意を呼び掛けた。

 県は同日、新たに20~70代の男女8人の感染を確認したと発表した。このうちの4人を含め、カラオケ喫茶に関連した県内の感染者は計35人になった。35人中、クラスターが発生した3店舗などの利用客は21人で、ナンバーワン関係は利用客ら5人だった。

 利用客21人中、60代以上が19人で9割以上を占めており、基礎疾患がある人も多数いると説明した。顔見知りの関係が多く、中には県外も含めて複数店舗を訪れたケースもあった。大川内直人健康福祉部長は「高齢者は原則入院で、医療機関への負担も大きい。カラオケや飲食など密な状況でマスクを外す場面が多く、当面は利用を控えることも含めて最大限の注意をお願いしたい」と呼び掛けた。

 県は24日付で県内の各市町に通知し、カラオケなど高齢者を対象とした催しへの注意を呼び掛けた。

 また、23日発表の利用客1人はショートステイ末広の職員で、25日までに施設利用者4人の感染が分かっている。運営する社会福祉法人によると、当面は新規利用者の受け入れを中止する。感染者の1人が利用していた「デイサービス大和」は28日まで営業を自粛する。(円田浩二)

 県が26日に発表した感染者の内訳は次の通り。

 【佐賀市】20代女性、50代男性、60代女性、70代男性2人【神埼市】30代男性【吉野ヶ里町】50代男性【福岡県】70代男性

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