「命」と「食」考える一冊

 みなさんが普段(ふだん)食べている豚肉(ぶたにく)はどうやって食卓(しょくたく)に上がるのでしょう。私(わたし)はこの本を読むまで深く考えたことがありませんでした。
 鹿児島(かごしま)のある学園では生まれた豚(ぶた)を育て、食べるまで見届(みとど)けています。
 夜、母豚の出産が始まりました。生まれたのはつぶらな瞳(ひとみ)のかわいい子豚(こぶた)たち。丸まって眠(ねむ)る豚、いたずらをする豚、みんな個性豊(こせいゆた)かです。 生まれて10カ月が経(た)つと、私たちが食べる「肉」にするため、豚は「と場」に連れて行かれます。その一方で学園では母豚が新たな子豚を産んでいました。
 日本では毎日約6万頭の豚が肉になっていると言います。豚肉を食べる時、その豚のことや関わっている人たちを思(おも)い浮(う)かべることはあるでしょうか。普段は忘(わす)れがちな「命」と「食」について書かれた1冊(さつ)です。食卓での「いただきます」と「ごちそうさま」の意味、もう一度考えてみませんか。(司書ネットワーク課 川原望)


【ほかにもこんな本をおすすめ!】

▽お蚕さんから糸と綿と 大西 暢夫/著 アリス館
▽知ろう!減らそう!食品ロス 1 小林 富雄/監修 小峰書店
▽捨てられる食べものたち 井出 留美/著 matsu/絵 旬報社

 

 【図書館へ行こう】
 紹介している県立図書館の本は、皆さんが住んでいる市や町の図書館からも借りることができます。本の世界に触れてみてください。問い合わせは県立図書館、電話0952(24)2900。

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