新型コロナウイルスワクチンの医療従事者向け「優先接種」に関し、佐賀県は3月前半に配分される10箱9750回分の受け取り先を5カ所の公的病院に決めた。いずれも治療の中核的病院。そこからさらに感染者や感染疑いの人を受け入れている十数カ所の医療機関などにも配分する。県は「感染リスクの高い医療機関から先行して接種を進める」としている。

 県は24日に配送先の病院と配分量を国に報告した。県はワクチンを受け取る5病院について、新型コロナ治療の中核的役割を担っていることや救急医療に対応している点を考慮した。いずれもワクチン保管用の超低温冷蔵庫を備える。

 国の計画では3月1日の週と8日の週の2回に分けて5箱ずつ輸送される。県内では5病院が2箱ずつ受け取り、そこから新型コロナの治療に当たっている十数カ所の医療機関のほか、保健所や救急隊にも配分を検討している。

 3月前半に配送される第1弾は9750人の1回目の接種分で、2回目は約3週間後に受け取る。県内の対象者は4万人程度とみられるが、第2弾の輸送や配分量は未定という。

 都道府県が主体的に調整を担う優先接種は医師や看護師、薬剤師、救急隊員、保健所職員ら全国で約470万人を想定している。(栗林賢)

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