受験生に問題用紙や解答用紙を配る監督者=25日午前9時すぎ、佐賀市の佐賀大本庄キャンパス

 国公立大の2次試験の前期日程が25日、全国で始まった。169大学582学部に23万5403人が志願。佐賀大では新型コロナウイルスの感染対策を講じて実施し、全6学部で計1833人が受験した。全体の募集人員に対する倍率は前年より0・3ポイント減の2・7倍となった。

 佐賀大では試験室の入口に消毒液を設置し、入退場時の手指消毒を促した。受験生には、1週間前から体温測定を行うなど体調管理を求め、1科目終了ごとに10分以上の換気を行った。監督者や受験生は常時マスクを着用した。

 受験した福岡県春日市の男性(17)は「普段から手指消毒を徹底して感染対策をした。予備のマスクも持ってきた」と話した。医学部看護学科の小論文では、感染症への不安から差別や偏見が生まれる背景について説明する新型コロナ関連の出題もあった。

 学部別の倍率は農学部が3・8倍で最も高く、前年から1・3ポイント上昇した。次いで医学部の3・4倍。最も低かったのは教育学部の2・2倍で、前年比1・1ポイント減となった。全体で177人が欠席し、受験率は91・2%だった。

 前期日程は医学部が26日に面接試験を行い、他の学部は25日で終了した。合格発表は3月9日で、後期日程は3月12日(医学部は12~13日)。両日程で体調不良などを理由に欠席した受験生を対象に追試験を設けていて、3月22日に実施する。25日は追試験を申請した受験生はいなかった。(山本礼史、森田夏穂)

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