遺作「古都」の前で、左から顕彰会の山﨑嘉之会長、土耕彩さんの孫の神代宜彦さん、佐賀信金の杉町謙吾理事長、久保英隆営業部長=佐賀市の佐賀信金本店

情緒あふれる色彩で描かれた、土耕彩さんの遺作「古都」=佐賀信金本店

山や田園風景が描かれた土耕彩さんの遺作=佐賀信金本店

 佐賀市出身の画家で2004年に79歳で亡くなった土耕彩(どこうさい)=本名・神代一民(くましろかずたみ)=さんの遺作2点が22日、佐賀市の佐賀信用金庫本店に寄贈された。いずれも風景画で、幾重にも塗り重ねた厚みのある油彩。杉町謙吾理事長(68)は「落ち着いた色合いと構図で、ずっと見ていられる」と寄贈を喜んだ。

 土耕彩さんは幼い頃に日本画を学び、戦後は欧州の美術展で入賞を重ねるなど高い評価を受けた。

 今回寄贈されたのは「古都」と、山や田園風景が描かれたタイトル不明の作品。土耕彩さんの孫、神代宜彦(のりひこ)さん(50)が営む神代眼鏡店に、佐賀信金の関係者が訪れ、土耕彩さんの話題が出たことから今回の寄贈が実現した。宜彦さんは「祖父の作品は保管するのではなく、多くの人が見られるところに飾って、広めたい」との思いから、これまでに県内の医療施設などに寄贈している。

 22日は、宜彦さんと「神代土耕彩顕彰会」の山﨑嘉之会長(79)が佐賀信金本店を訪れ、2作品を寄贈。杉町理事長と久保英隆営業部長(57)が感謝の言葉を述べた。宜彦さんは「利用者の方に、気に入ってもらえたら」と期待を示した。

 作品は、利用者の目に留まる本店1階の応接スペースと、役員会議室に飾られる予定。(中島野愛)

 

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