バイオマス発電の利活用策が検討される佐賀市清掃工場=佐賀市高木瀬町

 再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が2023年度に終了することを受け、佐賀市は4月から、市清掃工場(高木瀬町)のバイオマス発電の利活用策を検討する。現行の売却価格が半額近くになることが見込まれており、対応策の調査研究を民間に委託する。関連予算1170万円を盛り込んだ新年度当初予算案を、3月1日開会予定の定例議会に提案する。

 調査研究の期間は7月から来年2月までの予定で、4月に業者を公募する。先進事例も踏まえ、一定程度の価格で販売できる仕組みづくりを22年度から計画する。

 バイオマス発電は、ごみ焼却の熱を利用した蒸気でタービンを回し、年間約3万2千メガワット時を発電する。電気は、焼却炉の運転や隣接する健康運動センタープールの温水などに使っている。余った電力約1万8千メガワット時は現在、東京都の新電力会社に1キロワット時当たり最大17円で販売しているが、23年度以降は7~8円になるという。

 市循環型社会推進課は「地域内で電力を回す方法、売り先などを幅広く検討していきたい。脱炭素社会に向けた取り組みにもなれば」と話す。(大田浩司)

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