インターネットの正しい使い方を学ぶため、佐賀市の金立小(一番ヶ瀬徹校長)で18日、地元の警察官による出前授業があった。6年生約40人がクイズを通してネット上の危険を考えた。
佐賀北署金立駐在所の下村勝博巡査部長(35)が講師を務めた。下村さんは「見せたくないものまで公開されるなど、インターネットは便利だけど危険がある」と話し、子どもたちと「ネットで知り合った人と会わない」「困ったら大人に相談する」など五つの約束をした。
クイズ形式で実際に起きたトラブルを学ぶ授業では、児童が危険な理由を考えて発表した。SNSに写真を投稿すると、制服から学校が特定されたり、マンホールからおおよその住まいが分かったりする危険を知った。
児童は「ツイッターを使っていたが怖くなった」、「自分だけでなく、友達の個人情報を流してしまわないよう気を付けたい」などと感想を話した。
出前授業は2月1日から3月18日までのサイバーセキュリティー月間に合わせて開催した。(森田夏穂)