内山文化賞を受けた(左から)蒲原節子さん、中村樹香さん、米倉基峰さん、藤紫民謡会の藤本紫蓉代表=佐賀市のアバンセ

 佐賀市内で芸術文化の振興に寄与した人に贈られる「内山文化賞」に、華道池坊の蒲原節子さん(88)、華道小原流の中村樹香(じゅこう)さん(80)、書・葉がくれ書会の米倉基峰(きほう)さん(88)、民謡の藤紫民謡会(とうしみんようかい、藤本紫蓉代表、14人)が選ばれた。23日に佐賀市のアバンセで授与式が開かれ、主催する佐賀市文化連盟佐賀支部の白木紀好支部長から表彰状が贈られた。

 蒲原さんは市内のイベントや施設で花を飾るなど地域活動に熱心で、後進も育成している。中村さんは留学生やその家族に華道を教えるなど文化交流、伝統文化の普及に取り組んでいる。

 米倉さんは子どもから高齢者まで幅広く書を教え、作品展の企画・運営も行うなど書の発展に尽力した。藤紫民謡会はさまざまなイベントに出演、後進も育成し民謡の普及を図った。

 会員ら約100人が集まった授与式で白木支部長が「コロナ禍で萎縮ムードだが、文化の灯をしっかり守りたい」とあいさつ。受賞者を代表して中村さんが「今まで多くの出会いがあった。今後も花の魅力を若い人に伝え、ともに楽しみたい」とお礼を述べた。

 受賞者のパフォーマンスとして、藤紫民謡会による舞台発表、華道や書の作品展示、披露があった。

 同賞は、2代目会長の内山良男氏の遺志で1987年に設けられた。今後の活躍が期待される若手を表彰する「谷口文化奨励賞」は今回、選出がなかった。(宮里光)

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