最新作「完璧な庭」のメインビジュアル(提供)

演劇ユニット「斜陽 motion picture sound track」の稽古風景(提供写真)

 佐賀県内で活動する演劇ユニット「斜陽motion picture sound track」(穂村和彦代表)が3月6、7の両日、佐賀市八戸の旧枝梅酒造で舞台「完璧な庭」を上演する。コロナ禍で2度の公演延期を経て、エンターテインメント性を高めた作品で新境地を開く。

 斜陽は2005年に始動。音響や照明を最小限にとどめ、劇作家サミュエル・ベケットらの不条理劇に影響を受けた舞台を上演してきた。

 「完璧な庭」は穂村代表(40)=同市=が脚本、演出を手掛けた。これまでの作品と異なり、凝った舞台装置で「佐賀八賢人おもてなし隊」で副島種臣役を演じる西正さん(江北町)や「劇団邂逅」「劇団さわげ」の代表を務める鷹巣将弥さん(佐賀市)らが躍動する独創的なエンタメ作品を見せる。コロナ禍で昨年4月と9月に2度の延期を余儀なくされ、17年以来の本公演を迎える。

 20代の頃から演劇に関わってきた穂村さんは「改めて演劇は自由だと実感している」と語り、時間や空間を超えた自己表現を実現できる演劇に「自分を表現したい場は演劇でしかない」と思いをかける。一昨年から福岡の劇団で演出手法を学ぶなど、意欲的に新たな表現を模索してきた。

 「オーソドックスではない“うちなりのエンターテインメント”に仕上がっている」という穂村さん。「『なんだかわからないけどすごかった』と思ってもらえるような舞台を目指したい。面白い作品を佐賀で上演して演劇に親しむ人を増やすことにつなげたい」と力を込める。(花木芙美)

 ▼3月6日は午後6時、7日は午後2時と6時開演。チケットは2000円、当日500円増し。問い合わせは片渕さん、電話080(5272)6836。(花木芙美)

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