新型コロナウイルスのワクチン接種を受ける国立病院機構佐賀病院の円城寺昭人院長(左)=22日午後1時55分、佐賀市の佐賀病院(撮影・鶴澤弘樹)

 新型コロナウイルスのワクチン先行接種が22日、佐賀県内の3医療機関で始まった。初日は医師や看護師ら計150人に米ファイザー製ワクチンを打った。副反応は確認されていないという。

 先行接種が始まったのは国立病院機構佐賀病院(佐賀市)、肥前精神医療センター(神埼郡吉野ヶ里町)、嬉野医療センター(嬉野市)。このうち佐賀病院では、円城寺昭人院長が最初に接種を受け、30人に実施した。問診から全員が接種を終えるまでに約50分かかった。接種後は15~30分待機し、副反応に備えた。

 円城寺院長は「医療従事者が先行することで、接種を受けようとする人の不安が少しでも解消できれば」と先行接種の意義を述べ、感染拡大防止の新たな対策として期待した。4月以降に高齢者への接種が始まることを挙げ「今回の経験を参考に手順の問題点を洗い出し、スムーズな実施につなげたい」と話した。

 先行接種は佐賀病院は380人、肥前精神医療センターは250人、嬉野医療センターは240人を予定。1回目の接種は3月2日までに終了、2回目は3医療機関とも3月15日からスタートし、月末までに終えることにしている。

 先行接種は安全性を調べるため、国が全国100医療機関の医療従事者4万人を対象に実施する。(石黒孝)

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