新型コロナウイルスワクチンの医療従事者向け優先接種に関し、佐賀県には3月前半に10箱9750回分が配分されることが分かった。国の計画では3月1日の週と8日の週の2回に分けて半分ずつ輸送される。県内の対象者は4万人程度とみられるが、これ以降の配分は未定で、県は「なかなか接種スケジュールを組むことができない」としている。

 厚生労働省が19日、都道府県ごとの医療従事者数に応じて配分量を決定した。特殊な注射器で1瓶当たり6回打つ想定で最大117万回分を配分するとしているが、佐賀県は「6回打てる注射器が確保できる保証がない」として5回で試算し、10箱1950瓶で9750回分とみる。

 県は、ワクチン保管用の超低温冷蔵庫を置く「基本型接種施設」を18カ所設ける計画。ここからワクチンを配送して接種する「連携型」の接種会場の選定を進めている。国は2月24日までに、都道府県に対して配送先や配分量を報告するよう求めている。

 国立病院機構の系列施設などに勤務する医師や看護師ら約4万人への「先行接種」は22日、佐賀県内でも3病院で始まった。都道府県が主体的に調整を担う「優先接種」は医師や看護師、薬剤師、救急隊員、保健所職員ら全国で約470万人を想定している。(栗林賢)

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