佐賀県は22日、新型コロナウイルスに感染していた65歳以上の高齢者1人が亡くなり、県内での死者が計8人になったと発表した。新たに20~70代の男女5人の感染確認も公表し、このうち4人がクラスター(感染者集団)が発生した佐賀市久保田町のカラオケ喫茶「歌謡サロン アプ・ローズ」の利用客で、関連の感染者は計10人になった。県内での感染確認は延べ1017人。

 県によると、亡くなった高齢者は県内の医療機関に入院中で、症状は中等症だった。遺族の意向を確認できていないとし、詳細は公表していない。

 アプ・ローズの感染者の内訳は利用客8人、店舗関係者2人。10人中8人が、佐賀市開成のカラオケ喫茶「キララ」の利用客や従業員でもあったため、県はキララでもクラスターが発生したとの見解を示した。

 2月12日以降にキララを利用したか、同様のカラオケ喫茶を最近利用し、体調不良の心配があれば、佐賀中部保健福祉事務所や最寄りの保健福祉事務所に相談するよう呼び掛けている。

 対策本部会議では大川内直人健康福祉部長が「感染者は確認されたが、現時点で病床の使用状況は安定している」と説明した。山口祥義知事は県内の感染状況について「ステージ1(散発的発生)であるとの考えは変わっていない」と述べ、緊急事態宣言対象地域との不要不急の往来自粛やマスクを取る場面での注意を呼び掛けた。(円田浩二)

 県が22日に発表した感染者の内訳は次の通り。

 【佐賀市】60代男性、60代女性2人、70代女性【伊万里市】20代女性

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