甲冑姿などで「だるまさんが転んだ」を楽しむ参加者たち=唐津市東城内の唐津城

甲冑(かっちゅう)姿などで「だるまさんが転んだ」を楽しむ参加者たち=唐津市東城内の唐津城

夜の唐津城で行われた文化庁のナイトタイム事業の実証実験モニター=唐津市東城内

 「だーるーまーさんが転んだ」。悪の武将(鬼役)が振り向くと、甲冑かっちゅう姿や忍者姿の参加者たちがピタッと静止した。20日夜、唐津市の唐津城で新たな参加型の「夜の観光」を提案する実証実験が開かれた。

 新型コロナウイルス収束後、国内外の観光需要を喚起するため、博物館・文化財などで進めるナイトタイムエコノミー(夜間などの経済活動)の充実を図る文化庁の実証事業。唐津観光協会が唐津城を使ったプランで応募し、全国で19の事業と共に採択された。

 実証実験には市内外から約60人が参加。悪の武将に乗っ取られた唐津城を取り返すというストーリーで、浴衣を着たり、忍者の格好をしたりした参加者が「だるまさんが転んだ」を楽しんだ。途中、唐津に関する○×クイズもあった。家族や友人と参加した福岡市の小学3年生の小室果椰(かや)さんは「いつもの『だるまさんが転んだ』とは違う感じで、人数も多くて楽しかった」と笑顔だった。

 唐津観光協会は、当初は運動量が多いものを考えていたが、場所の都合や参加者のけがの可能性も考慮し、「だるまさんが転んだ」を採用した。参加者のアンケート結果や要望を踏まえ、今後ゲームの内容が変わる可能性もあるという。

 同協会は結果を文化庁に報告し、将来的に商品化を目指している。ゲームに勝てば、宿泊先の朝食が割り引きになるなど、翌日の楽しみが増えるような仕掛けを考えていくという。(中村健人)

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