コロナ感染者への差別をなくそうと、シトラスリボンを手作りする野田りなさん=唐津市浜玉町浜崎

野田りなさんが手作りした色とりどりのシトラスリボン

ピンなどをはめて、服やバッグに付ける

 新型コロナの感染者や医療従事者への差別をなくそうと愛媛県で始まった「シトラスリボン」プロジェクトが、県内でも広がっている。唐津市の放課後児童クラブで働き、クラフト教室の講師も務める野田りなさん(40)も賛同し、市内のカフェで配布を続けている。

 シトラスリボンは感染者や医療従事者への差別をなくし、「地域の中で笑顔の暮らしを取り戻せる大切さ」を伝えようと始まった。リボンの三つの輪は安心して戻れる場所となる地域、家庭、職場(学校)を意味している。

 SNSで知り、取り組み始めた。「医療従事者の方は自分たち以上に自由な外出を控えている状況。そんな中で偏見があるのは悲しいし、自分自身も知らず知らずのうちに傷つけていることもあるのかもしれないと思った」と野田さん。「子どもたちへの啓発の方法としても伝わりやすい」と1人で制作している。

 色とりどりの紙バンド(クラフトテープ)で作り、ピンなどを付けてバッジやストラップとして付けられる。作り方を聞いて自作した子どもから「ランドセルに付けてるよ」と反応があり、小学生向けのワークショップの依頼もあったという。野田さんは「リボンを持ち帰った時に、家の人と差別のことを語り合うきっかけにしてほしい」と力を込める。

 リボンは浜玉町浜崎のカフェ「Hola! Quwanne」や「くまのや」で無料で配っている。(横田千晶)

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