スタート地点の町公民館でルーレットを回し、最初の行き先を決める参加者

旧長崎街道にある商店街でゲームを楽しむ家族連れ

商店街でプレゼントを受け取る子ども

 広く知られるボードゲーム「人生ゲーム」を実際の町を舞台に行う「まちあそび人生ゲームinおおまち」が21日、大町町であった。佐賀県内の家族連れなど167チーム643人が、“給料”や“報酬”を受け取りながら商店街などを散策し、店も独自のもてなしを用意して歓迎した。混み合う様子に「炭鉱時代のにぎわい」との声も聞かれた。

 2~6人の参加チームは、まず職業と給料が決まり、単位が「万縁」の初任給をもらって町公民館を出発した。町には商店や飲食店、金融機関、消防署、神社など40カ所の立ち寄りスポットが設けられ、訪店ごとにルーレットを回し、1~3の数に応じて進んでゴールを目指した。

 武雄市から家族4人で参加した中村俊文さん(44)のように「ボタ山公園には来るけど、町の中に入ることは少ない」という子ども連れも多かった。マップ片手に町を巡り「焼き豚の情報を広げて700万縁もらう」と報酬を得たり、「ごぼうご飯の虜(とりこ)になり500万縁払う」と支払ったり。店の名物や自慢の逸品など、大町を知り、学んだ。

 店も独自にお菓子や100円割引券などのプレゼントやこの日だけの値引き品などを用意。人気のゲーム機を引き当てた佐賀市の公務員グループは「ほかのゲームでも1億万縁を獲得した。今日はついている」と歓声を上げた。

 親子孫3世代で2時間近く町を歩いた家族連れは「国道を通ることは多いが、商店街に来ることはなかった。いい店も見つけたし、(県遺産の)大町煉瓦(れんが)館もよかった」と喜び、商店街の人たちも「名物などアピールできた。また来てもらえれば」と期待した。

 まちあそび人生ゲームは、県が佐賀豪雨災害復興支援事業として大町町商工会に委託して実施した。(小野靖久)

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