臨場感あふれる語りで音声を収録する読み聞かせのメンバーら=佐賀市の赤松小

 佐賀市の読み聞かせサークル「赤ずきんの会コミュニティ」(古川和しづか代表、12人)は、東日本大震災を描いた絵本『つなみてんでんこ はしれ、上へ!』(ポプラ社)の読み聞かせの映像を製作した。震災から10年を迎える今年、児童らに絵本を通じて震災の記憶を伝える。

 絵本は岩手県釜石市の釜石東中と鵜住居うのすまい小の子どもたちの実話を元に、震災発生当時の状況を描く。サークルでは毎年赤松小(佐賀市中の館町)の5年生にこの絵本の読み聞かせをしていたが、昨年はコロナ禍で実現しなかった。

 そこで、授業や行事の合間に活用してもらえればと、今年は映像を製作することにした。17日にメンバー6人が赤松小に集まり収録した音声に、同市のICT支援員が絵本をスキャンした絵を合わせて約20分の映像を作った。

 古川さんは「自然災害は他人ごとではない。絵本を通じて、いざという時に命を守る行動ができるようになってほしい」と話していた。(花木芙美)

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