佐賀新聞社の中尾清一郎社長(右)から大賞の表彰状などを受け取った佐賀未来創造金の山田健一郎代表理事(中央)と吉村興太郎専務理事=佐賀市の同社

 地域づくりに取り組む団体を佐賀新聞など地方新聞46紙と共同通信が表彰する「第11回地域再生大賞」の表彰式が19日、佐賀市の佐賀新聞社であり、大賞に輝いた市民コミュニティー財団の佐賀未来創造基金(同市、山田健一郎代表理事)に賞状や副賞の100万円が贈られた。

 佐賀県内の団体が大賞を受賞するのは初めて。式では佐賀新聞社の中尾清一郎社長が「推薦したわれわれも喜ばしく、県民の一人としても大変うれしい。誰もが取りこぼされる可能性がある今の不安な世の中で、救いの手を差し伸べていただけたら」とあいさつした。

 佐賀未来創造基金の山田代表理事は「『きれいごと』『理想像』と言われながらもやってきた。私たちのようなコミュニティー財団が全国に広がりつつある中、『支える側を支える』という機能や役割が地域に必要だと評価してもらい、全国の仲間も勇気づけられたと思う」と感謝を述べた。

 同基金は2013年に発足。市民や企業から募った資金を子育てやまちづくりなど幅広い分野の地域活動に配分し、行政とも連携しながら課題解決につなげている。新型コロナウイルスの感染拡大に際し、医療従事者らに迅速な助成を実施したことも評価された。

 今回の地域再生大賞は「コロナ禍を越えて」が副題で、大賞をはじめ計50団体が受賞した。新型コロナの感染拡大を踏まえ、東京での表彰式開催は見送られ、参加新聞社が地元の団体に表彰状などを贈った。(大橋諒)

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