力強く鳥越峠を駆け上がる多久市の出雲一真=11区(撮影・志垣直哉)

 最優秀選手には、大会最長の11区(17・0キロ)で区間賞を取った多久市の出雲一真(戸上電機製作所)が選ばれた。起伏の激しいコースを53分ちょうどで走り抜け、多久市チームにとって1975年の15回大会(9位)以来の1桁順位となる7位に導いた。

 2年前から、足が思うように動かせない病気と向き合いながら競技を続けている。この日も4キロを過ぎて足の調子が悪くなり、棄権も頭をよぎったが、「チームの走りを無駄にはできない」と歯を食いしばって走りきり、順位を二つ上げた。

 万全の足の状態で走れなかったことに悔しさをにじませつつも、「ベストに近いタイムを出せた。何より、チームの1桁順位がうれしい」と喜んだ。

 今年はチームの仕上がりが良く、「大会が3日間あれば、もっと記録が出せた」と語る。「1桁順位を継続し、5位以内を狙うグループに入りたい」と、チームのさらなる飛躍を願った。(森田夏穂)

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