佐賀市の北村宙夢(左)が小城市の松本凜太郎をかわしてトップに立つ=1区(撮影・山田宏一郎)

 「厳しい戦いになったが、持てる力は発揮してくれた」-。大町信二監督が振り返るように、佐賀市はレース前半に見せ場をつくった。ニューイヤー駅伝に出場した1区北村宙夢(戸上電機製作所)と3区サイモン・カリウキ(同)がそろって区間新の快走を見せた。

 スタートを任された北村は、県内一周は2年ぶりの出場。号砲とともに小城市の松本凜太郎と先頭に立ち、並走を続けた。「自分もきついが、相手もきついはず」。残り3、4キロの上り坂であえてペースを上げ、単独首位に浮上。従来の記録を11秒縮める新記録をマークし、確かな力を示した。

 2位でたすきを受けた3区のカリウキも軽快な走りでチームを再び1位に押し上げた。こちらは従来の記録を一気に1分22秒短縮。昨年の2区に続き、二つ目の区間新となった。

 ただ、後半は小城市に及ばず、累計8分4秒差で5年連続の2位。全11区間中、区間賞は小城市の八つに対し、北村とカリウキの二つだったが、残りの9人も区間2位~6位で走り抜いた。大町監督は「来年はさらに一泡吹かせたい」と意気込んだ。(草野杏実)

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