佐賀学園高吹奏楽部(友清春菜部長、89人)が、第46回九州アンサンブルコンテスト高校の部で金賞に輝いた。パーカッションパートの8人が難曲「Apocalyptic Dreams」を演奏し、華麗なチームワークを見せた。
大会は14日に宮崎県のメディキット県民文化センターで開かれ、佐賀からの同校と佐賀北高を含む30校が出場した。
難易度の高い曲で、メンバーがマリンバやティンパニーなど約20種の打楽器を次々に持ち替えながら演奏をこなした。基礎を見直して楽譜を正確に弾きこなし、キリストがはりつけにされる陰鬱(いんうつ)としたシーンから世界に平和が訪れるラストまでのストーリーを音で再現して見せた。
パートリーダーで3年の青木菜摘さんは「すごく楽しく演奏できて、今までの全てを出せた」と笑顔を見せ「課題もたくさん見つかったので、それを後輩に伝えて卒業したい」と話していた。(花木芙美)