2019年佐賀豪雨での自宅の写真を映しながら当時の状況について語る、武雄市北方町婦人会の宮原祐子会長=佐賀市の佐賀県婦人会館

 県地域婦人連絡協議会(山口七重会長)は17日、防災をテーマにした研修会を佐賀市の県婦人会館で開いた。2019年8月の佐賀豪雨を体験した武雄市北方町婦人会の2人が被災体験を語り、会員らは有事の対応と日頃の備えについて考えた。

 武雄市北方町婦人会の会長で防災士の宮原祐子さん(75)と、同会の牛島早百合さん(63)が一昨年の経験談を紹介。宮原会長は自宅が浸水し、家族と2階に避難した。当時の写真を示しながら「水が来てしまうと逃げられない。2階や近くの高台など、垂直避難できる場所を日頃から確認して」と語った。

 また、被災者に向けた炊き出しボランティア活動などを行ったことを報告、「組織だからこそ、いざというときに力を発揮できる」と災害時に婦人会としてできることや役割を強調した。

 牛島さんも自宅が浸水し、住める状態になるまで9カ月、アパートで暮らしながら清掃作業を繰り返した。「ボランティアの皆さんに救われた」と涙ながらに感謝し、「あと4カ月もたてば梅雨がやって来る。自分の所は大丈夫ということはない。災害はいつどこにやって来るか分からない」と、それぞれが自分事として備えておく必要性を訴えた。(森田夏穂)

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