卒業する皆(みな)さん、おめでとうございます。そうでない皆さんも1年ご苦労様でした。学年末もすぐそこです。新型コロナに限(かぎ)らず大変だった1年も終わりがきます。
 4月からメンバーが変わるという学校も、今のまま持ち上がるところもあるでしょう。このメンバーでもっと長く過(す)ごしたいと思う人も、もうイヤだと思う人もいるはずですが、どうぞ忘(わす)れないでいてください。ずっと続くものはありません。都合の良(い)いことも、悪いことも、私自身(わたくしじしん)も含(ふく)めてみんなずっと変化し続けていくものなのです。長く感じる小学校の6年間も、少し短く感じる可能性(かのうせい)のある中学の3年間も必ず終わりが来て、それぞれそ先へと進まなくてはなりません。楽しい事に終わりがくるのは寂(さび)しく感じますが、だからこそ嫌(いや)なことも過(す)ぎ去(さ)ってくれると言えます。
 今、友だちや家族など周りの人との関係で困(こま)ったり嫌だなと思う状況(じょうきょう)にあっても、5年、10年後にはその人たちと一緒(いっしょ)にはいないはずです。また、一緒にいないという選択(せんたく)ができる歳(とし)になっているはずです。もちろん、嫌なことは今すぐ解決(かいけつ)できればそれが一番ですが、そう簡単(かんたん)でもないはずです。そのために考えたり、助けを求めたりする時、うまくいかなかったらどうしようと心配にもなりますが、もし失敗してもその失敗もずっとは続かない、環境(かんきょう)は変わっていく、変えていくことができるということをぜひ思い出してみてください。チャレンジすることは無駄(むだ)ではありません。成功してもしなくてもあなたの大事な変化の1つです。(浄土真宗本願寺派僧侶・日本思春期学会理事 古川潤哉)

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