個性的な作品が並ぶ「卒業・修了制作展」。訪れた人たちを楽しませている=佐賀市本庄町の佐賀大美術館

 佐賀市の佐賀大芸術地域デザイン学部と同大学院地域デザイン研究科による「卒業・修了制作展」が同大美術館などで開かれている。会場を教室など5カ所に分散、絵画や彫刻、漆木工芸など多彩な80点が並ぶ。21日まで。

 奥野梨奈さんの彫刻「dynamic」は、金色をまとった人が上半身を大きくくねらせ、その姿が大胆で躍動感あふれる。高橋苑子さんの彫刻「ビビッド系のダウナー」はピンクやグリーンの色合いの土台に青い原色の人物が横たわる。

 大寺希実さんの油彩画「ひかり」は、うっそうと茂る森に差し込む光がすがすがしい。有田セラミック分野の鷲見夏樹さんの「テクスチャパズル」は触り心地を追求したパズル。「安心できる質感を探し求めた。触覚で楽しむパズル。面のでこぼこした模様の流れで組み合わせることができる」と鷲見さん。

 漆木工芸分野の江口裟季さんの「Territory」はペンギンがモチーフ。ころんとした手のひらサイズの黒い艶やかな作品で、腹部にらでんが施されている。江口さんは「日本独特の民芸に魅了され、生活空間になじむ作品にしたかった」と語る。(福本真理)

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