愛知県の大村秀章知事のリコールを求める署名簿の写し

 愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る不正署名問題で、署名偽造のアルバイト募集に関与したとされる名古屋市の広告関連会社が、リコール運動事務局から「とにかく人を集めてくれ」と依頼され、数百万円で業務を請け負った疑いがあることが18日、関係者への取材で分かった。

 広告関連会社幹部が、事務局から受け取ったとする発注書に金額などが記載されているという。

 運動事務局の田中孝博事務局長は記者会見で「発注も依頼もしていない」と関与を否定。一方で、「署名簿の一部が九州で作られたとの情報は確認した」と説明している。

 関係者などによると、広告関連会社は事務局からアルバイトを集めるよう書面で指示され、人材紹介会社を通じて募集。昨年10月、佐賀県内の貸会議室にアルバイトを集め、用意した名簿を基に、署名簿に他人の住所や氏名を書かせた。

 愛知県選挙管理委員会によると、提出された約43万5千人分の署名のうち、8割超に当たる約36万2千人分が無効と判断された。県選管は今月15日、地方自治法違反容疑で愛知県警に刑事告発した。【共同】

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