軽症・無症状の人が療養するホテルに導入された「案内ロボット」。患者はロボットに取り付けられた画面越しに看護師らへの遠隔相談ができる(佐賀県提供)

新型コロナウイルスの感染状況について、佐賀県内はステージ1になったという認識を示した山口祥義知事=17日午前、県庁

 佐賀県の山口祥義知事は17日、県内の新型コロナウイルスの感染状況に関し、警戒度の区分を「ステージ2」から最も低い「1」に引き下げた。「発生は散発的で病床も逼迫(ひっぱく)している状況にない」とした。緊急事態宣言の対象地域との不要不急の往来や会食は引き続き自粛を求める。

 県は17日の対策本部会議で、新規感染者が3日連続ゼロで「落ち着いている」との認識を示し、県内の確保病床の使用率も5・4%で「入院できないなどの支障は全くない」とした。

 県は1月8日、政府分科会が感染状況を4段階で示す区分で、徐々に増えている「ステージ2」との認識を示し、1月15日には感染が急増している「3」に引き上げた。山口知事は「1月中旬にこのまま『4』に行くかどうかの分岐点だと言ったが、県民の力で『1』に戻ることができた」と感謝を述べた。

 県は17日から軽症・無症状者が療養するホテルでロボットによる遠隔相談や配送のサポートを開始すると発表した。患者を隔離する区域に、職員や看護師が頻繁に行き来する負担を減らす。ロボットに取り付けられた画面越しに職員と患者が会話できる「案内ロボット」と、患者に物品を届ける「配送ロボット」の2台を導入する。「看護師や職員の2次感染防止、患者のストレス軽減を図りたい」としている。

 ワクチン接種に関し、県は病院や薬局、訪問看護ステーションで働く優先接種の対象者約4万人に対し、接種意向の取りまとめをしている。16日現在で約3万6千人が希望しているとの途中経過が報告された。(栗林賢)

このエントリーをはてなブックマークに追加