玄海町の仮屋湾はタイやカキの養殖が盛んで、中でも今が旬のカキは、どれも身がぎっしり詰まった自慢のものだ。ここ数年、天候や漁場環境も良く生育は順調で「仮屋のカキはどこに出しても引けを取らない」と仮屋牡蠣(かき)部会の溝添智親部会長。ふるさと納税の返礼品としても人気が高い。今はリピーターを増やすために格安で販売している。近隣の競合する生産地との差別化と販路拡大の課題に、部員一丸で取り組む。湾沿いの旗を目印にお越しください。(地域リポーター・山口直子=玄海町)
溝添 智親さん(66)=部会長
「味に自信あり」。仲間で仮屋のカキを盛り上げ、リピーターを増やしていきたい。
山口 忠幸さん(71)
仲間と情報を共有し、今以上の品質のものを育て、生産量も増やしていきたい。
岩下 巧さん(71)
カキの養殖は魅力的。体力仕事だが体が続く限り、ずっとこの仕事を続けたい。
黒川 政博さん(65)
カキを引き揚げるときが一番大変。機械化ができればと思う。たくさんの人に買いに来てほしい。
中島 政隆さん(57)
「おいしかったのでまた買いに来たよ」という言葉に喜びや、やりがいを感じながら毎日頑張っています。
西 徳仁さん(47)
養殖を始め4年目ですが、より良質のものを育てられるように、日々新しいことにチャレンジしています。販路拡大にも力を入れたい。