

庄野 雄輔さん
大手アパレルや広告会社、出版社等を経て「まちづくり機構ユマニテさが」へ。市中心部における空き店舗対策や既存店舗のフォローをメインに担当。街の情報を発信する「街なかかわらばん」の編集にも携わる
仕事柄、街を歩き、店の人と関わる機会も多いですが、街なかの店と大型店の違いは、店に人となり、個性が出ることではないでしょうか。長年店を構えてきたからこその高い技術や専門知識が、実はすごかったりするんです。そんな街のすごい人たちを講師にさまざまな講座を開く「まちゼミ」にも取り組んでいます。話をしてみると、意外と話が合ったり、困りごとが解決したり、新たな発見があったりと楽しいですよ。最近は新しい店も増え、若い人たちが地域や古くからある店とつながるなど、新旧の交わりもおもしろい。自分たちで街を盛り上げようという“街のプレーヤー”も一昔前より増えています。呉服元町ではそんな人たちが自発的にマルシェを開いたりもしているんですよ。車で通り過ぎるだけではわからない魅力が、街なかにはたくさんあります。ぜひ実際に訪れ、歩いて、その魅力を感じてほしいですね。

※新型コロナウイルス対策で、営業時間や休みが変更になる可能性があります。訪問前に各店に問い合わせましょう
京風茶房 おちょぼ

食事も甘味も 佐賀の女性のソウルフード
あっさりしょうゆ味の「京風らーめん」と四角形の団子を知らない佐賀市の女性はいないのでは? 子どもの頃、学生時代、それぞれの思い出が詰まっているであろう「おちょぼ」。「みたらしだんご」は、店主の西岡忠芳さんが修業先の京都「梅園」の団子をヒントに考案したオリジナル。焼き目をつけた団子の香ばしさに、しょうゆと砂糖だけで作るシンプルなたれがよく合います。おちょぼ口でも食べられる小さめサイズは、ラーメンを食べた後のデザートにぴったり。妻・睦美さんのアイデアから生まれた、クリームと味わう「だんごパフェ」(760円)もおすすめです。


DATA
住 / 佐賀市白山2-8-2 電 / 0952-26-9677
営 / 11:00-21:00(20:00L.O.)
休 / 木曜
駐 / 5
HP / https://www.ochobo1979.com/
他 / みたらしだんごはテイクアウトも可能
