庄野 雄輔さん

大手アパレルや広告会社、出版社等を経て「まちづくり機構ユマニテさが」へ。市中心部における空き店舗対策や既存店舗のフォローをメインに担当。街の情報を発信する「街なかかわらばん」の編集にも携わる

 

 仕事柄、街を歩き、店の人と関わる機会も多いですが、街なかの店と大型店の違いは、店に人となり、個性が出ることではないでしょうか。長年店を構えてきたからこその高い技術や専門知識が、実はすごかったりするんです。そんな街のすごい人たちを講師にさまざまな講座を開く「まちゼミ」にも取り組んでいます。話をしてみると、意外と話が合ったり、困りごとが解決したり、新たな発見があったりと楽しいですよ。最近は新しい店も増え、若い人たちが地域や古くからある店とつながるなど、新旧の交わりもおもしろい。自分たちで街を盛り上げようという“街のプレーヤー”も一昔前より増えています。呉服元町ではそんな人たちが自発的にマルシェを開いたりもしているんですよ。車で通り過ぎるだけではわからない魅力が、街なかにはたくさんあります。ぜひ実際に訪れ、歩いて、その魅力を感じてほしいですね。

 

 ※新型コロナウイルス対策で、営業時間や休みが変更になる可能性があります。訪問前に各店に問い合わせましょう

 京風茶房 おちょぼ

たまに無性に食べたくなる”との声も多い、しょうゆスープの「京風二文字らーめん」(700円)

食事も甘味も  佐賀の女性のソウルフード

米粉で作るやわらかな団子に自家製タレをたっぷりからめた「みたらしだんご」(5本435円)、抹茶のアイスと寒天、あんこ、白玉と盛りだくさんな「抹茶あんみつ」(600円)
 

 あっさりしょうゆ味の「京風らーめん」と四角形の団子を知らない佐賀市の女性はいないのでは? 子どもの頃、学生時代、それぞれの思い出が詰まっているであろう「おちょぼ」。「みたらしだんご」は、店主の西岡忠芳さんが修業先の京都「梅園」の団子をヒントに考案したオリジナル。焼き目をつけた団子の香ばしさに、しょうゆと砂糖だけで作るシンプルなたれがよく合います。おちょぼ口でも食べられる小さめサイズは、ラーメンを食べた後のデザートにぴったり。妻・睦美さんのアイデアから生まれた、クリームと味わう「だんごパフェ」(760円)もおすすめです。

店主の西岡忠芳さんと妻の睦美さん「学生時代に来ていました、と子連れで来る人がいたり、長く愛されているのがうれしいですね」
創業は昭和54年、駅南の商業ビルから街なかへ移転、平成15年から現在の場所に店を構える

DATA

住 / 佐賀市白山2-8-2  電 / 0952-26-9677
営 / 11:00-21:00(20:00L.O.)
休 / 木曜   
駐 / 5 
HP / https://www.ochobo1979.com/ 
他 / みたらしだんごはテイクアウトも可能

 
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