オンライン贈呈式で、大島町の小島心朗さん、あんこ猫と話す起立工商DMOの榊由美子事務局長(右)ら=上峰町役場別館

 平安時代の武将で、弓の名手として伝わる源為朝の伝説が残る上峰町と、同じく為朝伝説が残る伊豆大島の東京都大島町が交流することになった。上峰町が為朝伝説を基に作ったPRアニメ動画を見た伊豆大島の男子高校生が発案。共に「町の木」がツバキということもあって、交流の第一歩として、大島町から「伊豆大島椿まつり」の回数にちなんだツバキの苗66本が上峰町に届き、12日にオンラインで両町を結んで贈呈式が開かれた。

 発案者は大島町の小島心朗(こころう)さん(大島高3年)。大島観光協会からの申し入れを受け、上峰町の観光振興をマネジメントする起立工商DMOが快諾した。

 オンライン贈呈式には、上峰町側は町商工会女性部の関係者ら、大島町側は観光協会、ミス大島、島のマスコット「あんこ猫」らが参加。贈呈された苗と共に記念撮影などを行った。

 小島さんは、PRアニメについて「完成度が高く、テレビアニメみたいで感動した」といい「為朝伝説は小学校から教わっていて、つながりを覚えた」と発案のきっかけを紹介した。大島観光協会の小池祐広会長は「為朝についてうちも勉強を深め、発信していきたい。連携を進めさせてもらえれば」と呼び掛けた。

 起立工商DMOの榊由美子さんは「こうした形のPRが大島まで届いたと知り、うれしかった。コロナが収まればぜひ互いに訪問したい」と期待を込めた。届いた苗は「伝説が残る鎮西山や、子どもたちが見られる場所に植えることができたら」と話した。

 PRアニメは約5分間で昨年12月、動画投稿サイト「ユーチューブ」に公開。曲は人気バンド「ユニコーン」が手掛けるなど話題を呼び、これまでに約170万回再生された。(樋渡光憲)

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