佐賀市日の出に建設中の「SAGAアリーナ」にコンベンションを誘致するためのチームが16日、県庁で発足した。受け皿になる県の支援メニューやアリーナの魅力を打ち出し、大規模な学会や国際会議を呼び込む。
県庁で同日開かれた初会合で山口祥義知事は、コンベンション誘致に向けて「セールスマンになって」と激励した。日野稔邦チームリーダーは「主催者側から見て、佐賀でコンベンションをやりたいと思えるようなサポートを打ち出したい」と述べた。
チームは、SAGAサンライズパーク整備推進課や観光課など四つの部署の14人で構成。財政支援を想定したサポート体制などを協議していく。誘致は来年度から本格化するという。
会議では「受け入れ側の宿泊業も、大規模な会場ができることはあまり知られていない。意識を変えていかなければいけない」「競合が福岡や長崎になる。独自の支援メニューを考えて主催者に訴えることが必要」などの意見が出た。
アリーナは鉄骨4階建てで、延べ面積は2万9800平方メートル。観客席は計8850席。23年3月ごろのオープンを目指している。(岩本大志)