シトラスリボンの製作に挑戦する参加者ら=佐賀市の勧興公民館

勧興校区で作られたシトラスリボン

ビデオ会議アプリ「Zoom」でつながり、画面の向こう側に手を振る参加者ら=佐賀市の勧興公民館

 新型コロナウイルスに関わる差別や偏見を防ぐ活動「シトラスリボンプロジェクト」の佐賀市勧興校区のキックオフミーティングが13日、勧興公民館で開かれた。活動を最初に呼び掛けた大学教授らと校区の住民ら約40人をビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」でつなぎ、活動に込めた思いや全国での事例を学んだ。

 活動は感染者や医療従事者などへの誹謗(ひぼう)中傷を防ぐことを目的に、愛媛県で昨年4月に始まった。黄緑色の組みひもで作ったリボンをプロジェクトに共感する印としている。勧興校区では全児童らにリボンを配って活動を広げようと保護者らが製作を進めており、勧興まちづくり協議会がキックオフイベントを企画した。

 松山大の甲斐朋香准教授と愛媛大の前田眞教授が、活動を始めたきっかけやこれまでの経緯を語り、学校や企業で取り組まれている事例を紹介した。甲斐准教授は「ただいま、おかえりを言い合える町に」と呼び掛け、参加者らはリボン作りに挑戦した。

 参加した同市の江越保さん(76)は「上から目線で物を申すのではなく、相手の思いにも耳を傾けることが大事。お互いが優しくできたら『勧興皆一家』が実現すると思う」と話していた。(花木芙美)

このエントリーをはてなブックマークに追加