子どもたちの感想や意見に目を通し、入賞作品を選ぶ審査員=佐賀新聞社

 小学6年生が興味のある新聞記事について感想や考えをまとめる冬休みの自由学習「チャレンジ3days(デイズ)」(佐賀新聞販売店会・佐賀新聞社主催)の最終審査が16日、佐賀市の佐賀新聞社で開かれた。最優秀賞に河野光咲さん(鍋島)、樋口茶和さん(赤松)、山下さくらさん(浜崎)の3人が輝いた。

 新聞で社会の動きに目を向けるきっかけをつくり、読解力向上につなげる狙いで、2013年から開催。気になった記事を切り抜き、感想や意見を専用のワークシートに書き込み、保護者がコメントする。本年度は県内113校から5019人が応募、2次審査を経て34点から各賞を選んだ。

 河野さんは神奈川県座間市の9人殺害事件の記事を取り上げ、SNS上で弱音を吐く人につけ込んだ被告の犯行を踏まえて、日頃からの身近な人との対話の大切さをつづった。広島原爆の被爆者の特集記事で「未来は変えられる」との被爆者の言葉に心を打たれた樋口さんは、平和の継承への思いを書いた。オンライン学習システム活用の記事をピックアップした山下さんはテキストの読み上げ機能に注目、日本語が苦手な外国籍の子らも「同じペースで授業が受けられるからいいな」と感想をまとめた。

 審査した佐賀大教育学部の高栁元准教授(47)は「新型コロナ関連やSNSでの誹謗(ひぼう)中傷、いじめに関する記事が多い印象。レベルが高かった」と講評。県学校教育課の長尾真司指導主幹(54)は「入賞者は、記事の注目した部分にスポットを当てて考察できていた」と評価した。(森田夏穂)

 他の受賞者は次の通り(敬称略)。

 ▽優秀賞 山田乃愛(三里)高橋朋花(弥生が丘)田栗歌萌(東原庠舎西渓校)桒原歩璃(立花)織田菜々花(久間)有森莉彩(明倫)池田美佳(川上)堤日菜子(春日北)北村真歩(若楠)前田菜月(成和)▽審査員特別賞 古川和昊(曲川)柿添さき(東脊振)

 

※樋口さんの樋は1点シンニョウ

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