避難所の混雑状況をリアルタイムで伝えるシステムを活用する協定を締結した河野社長(左)と秀島市長=佐賀市役所

 佐賀市は災害時、109カ所ある避難所の混雑状況をスマートフォンなどで確認できるシステムを導入する。市民が混雑している避難所を避けて分散避難することで、一部の避難所に人が集中することを避け、新型コロナウイルス感染拡大の防止にも役立てる。

 カフェや会議室など施設の空き状況をスマートフォンなどに配信しているIT企業「バカン」(東京都)のサービスを活用する。避難所を運営する市職員や本部職員が混雑状況を「空いています」「やや混雑」「混雑」「満」の4段階でサイトに入力し、市民が閲覧する仕組み。

 市は梅雨時期までに、このサイトへのリンクを市のホームページに掲載するほか、市報などで周知する。

 昨年9月の台風10号接近時には、避難所が満員になったところもあった。リアルタイムで避難所の開設状況や混雑状況が把握しづらいなどの課題も浮き彫りになった。

 16日にオンラインで秀島敏行市長とバカンの河野剛進社長が協定を締結した。秀島市長は「市民に適切な情報を出すことが求められており、このシステムで市民の安心感が高まる」と期待した。河野社長は「システムを入れてからが始まり。多くの方に使ってもらい、貢献できたら」と話した。(川﨑久美子)

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