3月13日のダイヤ改正に合わせ、駅員が常駐しなくなり、一部無人化されるJR牛津駅=小城市牛津町

 JR九州は、3月13日のダイヤ改正に合わせ、佐賀県内の長崎線の鍋島、牛津の両駅と筑肥線の伊万里駅について、土日と祝日を無人化する。駅員が午前と午後に分けて二つの駅を兼務する体制も6駅で導入し、それらを含む計12駅で営業時間の短縮や窓口の廃止を実施する。人口減などで鉄道需要が減り、収益が悪化する中、合理化を図る。

 鍋島、牛津、伊万里の3駅は現在、休日も夕方まで駅員がいるが、取りやめる。伊万里駅は平日の終業も約3時間繰り上げる。

 近隣の駅になる長崎線の鍋島と牛津、中原と吉野ヶ里公園、鹿児島線のけやき台と弥生が丘で、それぞれ駅員が兼務する体制を導入する。曜日によって午前、午後のどちらかしか駅員がいない状態になる。長崎線の神埼駅、肥前鹿島駅、唐津線の小城駅は始業を遅らせたり、終業を早めたりして営業時間を短くする。

 4月1日からは、佐賀駅の営業時間を現在の午前5時半~午後10時から、午前6時~午後9時に短縮する。新鳥栖駅では在来線駅のみどりの窓口を廃止し、新幹線駅に集約する。

 佐賀市のJR鍋島駅には15日、営業時間の変更を伝える張り紙が掲示された。JRを利用して小城市から佐賀市の高校に通う1年生の男子生徒は「通学途中にここで定期券を購入している。いつでも買えなくなるのは不便だけれど、窓口が開いている時に合わせて来るしかない」と話した。

 九州全域では82駅を対象に営業時間などの変更を行う。JR九州は「定期券購入などもあり、無人化するのではなく、なんとかサービスを維持したいという観点からの対応」と理解を求める。(取材班)

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