リース作りに取り組む生徒たち=有田町の佐賀大有田キャンパス

 理系への興味を持ってもらう「有田STEAM講座」が10日、有田町の佐賀大有田キャンパスで開かれた。有田中と西有田中の女子生徒計21人が参加。理数系を中心に横断的に学ぶSTEAM(スティーム)教育を、リース作りを通して体験した。

 佐賀大ダイバーシティ推進室の荒木薫副室長が、科学、技術、工学、芸術、数学の5分野を組み合わせて学ぶスティーム教育について講義した。「今の仕事の半分近くがAI(人工知能)に取って代わられる予測がある。でも、複雑になる社会で何が課題か、どうすれば解決できるか考えるのは人間にしかにできない」と語り、横断的な学びを通してやりたいことを見つけてと助言した。

 理科と芸術を組み合わせて学ぶリース作り体験は、佐賀大肥前セラミック研究センターの本田智子准教授が指導した。

 ヒマワリなど植物の種の効率的な配置には「フィボナッチ数列」(0、1、1、2、3、5、8、13…と直前の二つの数を足し合わせて次の数を生み出す数列)がみられ、パルテノン神殿やクレジットカードに使われる最も美しい辺の比率「黄金長方形」もこの数列に関連していると紹介。「自然界や身の回りの出来事は無関係のようで、どこかでつながっている。ふとした気付きが物の見方を増やすので、面白いと思う気持ちを大事に」と語った。

 続いて、生徒たちはユーカリや小菊、ミョウバンで作った結晶などでリースを作製した。西有田中2年の坂井節さんは「数列の話を聞いてからリースを作ると、余計面白く感じた」と楽しんでいた。

 講座は、女子生徒の理系進路選択を支援しようと、同センターが有田町との連携事業として開いた。(古賀真理子)

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