最高点を取った藤原麻紀子さん(左)、小学生以下で最高点だった鏡山小6年の光武和奏さん=唐津市の唐津商工会議所

佐伯岳歩さん

 唐津市のご当地検定「第10回唐津検定」が14日、大名小路の唐津商工会議所で開かれた。県内の96人が挑戦し、最高の96点を会社員の藤原麻紀子さん(41)=多久市在住、鎮西町出身=、鏡山小6年の光武和奏(わかな)さんが64点で小学生以下の最高点をつかんだ。

 「唐津の元気」をテーマに地域を元気にした人物、食、産業などから100問の3択問題を出題。「唐津市民会館にかつて存在した施設は何でしょう (1)屋上植物園(2)結婚式場(3)図書館」(正解は(2))などの問題が出た。

 一般は7割、学童は5割以上が合格点で、合格者は85人。コロナ対策で受験者を三つの部屋に分けて机の間隔を空けた。緊急事態宣言の3月初旬までの延長を受け、県外在住の申込者15人には受験を控えてもらったという。

 最高点の藤原さんは10回連続で合格し「県外に住み受験できなかった同僚もいて、その分頑張ろうと思っていた。節目の年に結果が出てうれしい」。学童部門の光武さんは初挑戦で、両親と妹と一緒に受験した。図書室にある検定本を昼休みに熟読し「初めは末盧国のことに興味を持ったのがきっかけ。それぞれ特徴がある離島の勉強が面白かった」とはにかんだ。

 藤原さんに唐津産コシヒカリ3俵、光武さんにステーキハウス蜂の食事券が贈られた。(横田千晶)

 ▼次点(94点)得点者 井上充さん、森口亮さん

 

■問題作成に尽力 佐伯さんしのぶ

 第6回から検定委員会の会長を務め、問題を作成してきた佐伯岳歩(たけゆき)さん=享年75=が、10回目の節目を前に今月4日に亡くなった。検定前には主催者あいさつで、唐津商工会議所の宮島清一会頭が「文化部門での出題に中心的な役割を果たしてくださった。佐伯さんをしのびながら、みんなで受験したい」と呼び掛けた。

 佐伯さんは相知町の地域おこし団体の代表として以前は「相知検定」にも取り組み、唐津の魅力の掘り起こしに力を尽くしてきた。委員で前市教育長の稲葉継雄さん(73)は「博識で検定を支えてくださった。10回を迎えられたのはスポンサーや受験者、委員のチームワークのおかげ」と振り返った。

 合格者には毎年、唐津くんちの曳山(やま)が描かれたストラップ「合格手形」を贈っている。「曳山の数である14回を目標に頑張りたい」(稲葉さん)と検定委員会は佐伯さんの思いをつないでいく。(横田千晶)

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